第11番 桧原山 正平寺

寺院・札所写真01
本堂
寺院・札所写真02
梵字鳥居
寺院・札所写真01サムネイル
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崇峻天皇元年(587年)、百済の僧・正覚上人が犬ヶ岳に長福寺を開基したのがはじまりとされ、その後、長福寺を当山に移して建立されたのが正平寺の開創とされています。天平勝宝4年(752年)に勅願所と定められて以降は、山を「桧原山」、寺を「正平寺」と称するようになりました。

安和2年(969年)に大講堂が建立されてからは国府の所管するところとなり、鎮護国家の祈願道場として、また豊前山岳仏教の修験霊場として英彦山・求菩提山と共に隆盛を極めましたが、明治維新で寺領を国有林に編入され、さらに再三の火災による建造物・寺宝の焼失、戦時下の金属回収令によって大梵鐘・刀剣類を失い、栄枯盛衰を余儀なくされました。現在の講堂は明治35年(1902年)に復興されたもので、平成13年(2001年)には県下最大の梵鐘が復興されました。

長い歴史を持つ正平寺には神仏習合の名残が多く残されており、本堂と庫裡の中間に建立された梵字鳥居は島木部分に梵字が彫刻された極めて貴重な建造物です。また、毎年4月の第2日曜日に行われる「桧原マツ」は五穀豊穣を祈願する神仏習合の珍しいお田植祭りで、県の無形民俗文化財に指定されています。

詳細情報

寺院・
札所名
桧原山 正平寺ひばるさん しょうへいじ
通称桧原山(ひばるさん)
住所〒871-0411 大分県中津市耶馬溪町中畑1422
電話番号0979-54-3260、090-2391-1133
FAX0979-54-3260
宗旨天台宗
本尊阿弥陀如来
寺宝・
文化財
桧原マツ(神仏習合御田植祭・県指定無形民俗文化財)・梵字鳥居(県指定有形文化財)・千本かつら(県指定天然記念物)
拝観時間9:00〜17:00
公式サイトhttp://hibarusan.com/

御朱印

内容住職・坊守が不在の時があるので、事前にご連絡いただけると確実です。 不在の時は庫裏に分かるようにしてあります。
受付時間9:00〜17:00
受付場所庫裏

ご祈祷・ご祈願

内容厄除開運、交通安全、家内安全、無病息災、合格祈願のほか、護摩祈願、地鎮祭、荒神・水神祭等の各種ご祈祷・ご祈願をお受けしております。
お申込み方法お電話、または正平寺公式サイトのお問い合わせからお申し込みください。

恒例行事

節分鬼会
日時:2月第1日曜 午後2時
内容:星祭・厄除祈願
ひばるまつ(神仏習合御田植祭)
日時:4月第2日曜
11時00分 法要
13時30分 みこしお上り
14時00分 御田植祭
15時00分 餅まき(終了)
内容:駐車場有、マイクロバス可、大型バス不可

アクセス情報

アクセス
方法
【電車・バスの場合】
JR日豊本線・中津駅より大交北部バス・守実温泉行きにて「津民入口」下車後、タクシーで25分。
【車の場合】
東九州自動車道・中津ICを出て42分。または大分自動車道・長崎大分線・日田ICを出て約1時間。
駐車場あり(普通車100台可)