天平13年(741年)、仏教による地方政治の安定と文化の交流をはかるため、聖武天皇は国ごとに国分寺と国分尼寺の建立を命じられました。この一連の流れに従い、筑前国の国分寺として創立されたのが、現在の太宰府市にある筑前国分寺です。
創建時の国分寺は、絢燭豪華を極める大寺院でした。その広大さは、現在の境内に残っている大きな柱の礎石から容易にうかがい知ることができます。その後は歴史の流れに従い、数々の兵火によって本堂はおろか、堂・坊舎まで焼かれ、ほとんど廃絶に近いまで荒廃していましたが、たまたま武蔵の国から来られた廻国の修行僧が形ばかりの草堂を再建し、それから幾度もの修繕・再興を経て今日に至っています。
近年に行われた発掘調査の結果、回廊、参道、七重塔、講堂、金堂があったことが分かっており、現在の国分寺は、かつて金堂があった場所に建てられています。本堂には薬師如来像が祀られており、今からおよそ1300年前、奈良時代の名僧行基菩薩によって作られたもので、 国の重要文化財に指定されています。礼拝物として常に公開され、脇段に十二神将が合祀されています。
ありがたや
國分の里の 薬師様
瑠璃の御光 永久に輝やく
詳細情報
寺院・ 札所名 | 龍頭光山 筑前国分寺 |
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通称 | 筑前国分寺 |
住所 | 〒818-0132 福岡県太宰府市国分4-13-1 |
電話番号 | 092-924-3838 |
FAX | 092-924-3375 |
宗旨 | 高野山真言宗 |
本尊 | 薬師如来坐像 |
寺宝・ 文化財 | 薬師如来坐像(国指定重要文化財) |
拝観時間 | 9:00〜16:00(ただし、本堂で法要中は拝観できません。事前にご連絡ください) |
御朱印
内容 | 御朱印を希望される方は拝観されますようお願いいたします。特に土日は法要で本堂を使用している事が多いため、その場合は空き時間をお知らせしますので事前にお電話ください。 |
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受付時間 | 9:00〜16:00 |
受付場所 | 庫裏(玄関) |
ご祈祷・ご祈願
内容 | 安産祈願・地鎮祭・家内安全等の各種ご祈祷・ご祈願をお受けしております。 |
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お申込み方法 | お電話にてお申し込みください。 |
恒例行事
- 薬師如来供養と法話
- 日時:毎月1日
- ※1月のみ7日に開催
アクセス情報
アクセス 方法 | 【電車・バスの場合】 西鉄天神大牟田線・都府楼前駅より徒歩15分。 またはJR鹿児島本線・水城駅よりタクシーで6分。 【車の場合】 九州縦貫自動車道・太宰府ICを出て5分。 |
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駐車場 | あり(大型車1台、普通車15台可) |