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芙蓉山 医王寺

縁起

芙蓉山、医王寺は永徳3年(1383)秋、 松浦党(中世時代に北西部九州を中心に活躍した武士の集団)上松浦の党主で岸岳城主波多安房守、源武が日本曹洞禅宗の開祖、道元禅師第七世の法孫、無着妙融大和尚(真空禅師)を開山として迎え建立された寺院で、波多家の全盛時には、寺領450石、一里四方を境内とし、安居の修行僧1000人を数え、曹洞宗九州三か寺(無着派の三本山)の一つといわれた、末寺三十九か寺を持つ巨莉である。現在の住職で41代目に当り600有余年(禅宗寺院として)歴史を持つ寺である。

初代無着和尚は、鹿児島、大隅出身の人で、九州一円はもとより遠く山形、岩手の地まで赴き布教、教線拡張に務めた無着派の祖である。現代、その流れを汲む寺院は数千か寺という。後小松天皇は、師に紫衣と真空禅師という禅師号を与えている。以来、明治まで医王寺は、曹洞宗の、修行、道場(西海禅窟)として多数の僧侶を養育し、その間、曹洞宗大本山の一つ総持寺に輪住として三人を昇住させている。(曹洞宗は昔から、永平寺と総持寺の二つの総本山がある。)

飛騨工が建てたという本堂や坐禅堂、七堂伽藍、勅使門(天皇家、皇室をお迎えした門)は兵火で焼け、現存する開山堂の建物(本堂横にあり)に住古、鎌倉末から室町初めの建築様式を見ることができる。現在の本堂、庫院は安永の頃(今から二百数十年前)の建物である。

第41番 芙蓉山 医王寺

所在地 〒849-3222
佐賀県唐津市相知町黒岩183
電話:0955-62-2609
名称 芙蓉山 医王寺(ふようさん いおうじ)
通称
宗旨 曹洞宗
本尊 薬師如来
寺宝・文化財 薬師如来立像・肥前鐘・愛染明王・医王寺文書
マップ
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定期的に行われている行事をご紹介致します。

日時 行事名称 内容
12月31日 除夜の鐘 年に一度肥前鐘をつく...
12月8日 成道会 お釈迦様成道に因み経...
11月下旬~12月上旬 説教会 お釈迦様成道に因み布教説法会...
10月12日 開山忌 御開山法要...
9月中旬 秋彼岸 ...
8月13日~15日 ...
8月6日 盆総供養 檀家の盆供養...
4月下旬 説教会 お釈迦様降誕に因み布教説法会...
4月8日 降誕会 お釈迦様誕生に因み甘茶展待...
3月中旬 春彼岸 ...
2月15日 涅槃会 涅槃絵を展示...
1月4日~7日 初詣 檀家の初詣り...
1月1日~1月3日 三朝祈祷 改歳に因む...
8月6日 盆総供養
10月12日 御開山忌

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