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縁起
寺伝によると、聖武天皇の代(724〜49)一人の猟師が白鹿を射ったところ、白鹿はたちまち金色の光を放って消え、あとに石の観音菩薩像があり、矢はその腹に刺さっていた。これを見た猟師は多年の殺生を悔いて出家、庵を結び、法弓と号して修行三昧に暮らしていたという。
『当山霊水略縁起』に、高倉天皇が病を患ったとき、霊夢に「肥前国日輪山中に湧く霊水を服せぱ、病はたちまち治る」と告げた。そこで帝は、杵島の領主平重盛に命じて霊水を求め、服して病は平癒した。依って七堂伽藍に六十六坊を建立、大いに栄えたという。
水堂のいわれ
一方、『肥前古跡縁起』には、平重盛の夢に観音菩薩が現れて、霊水を潅頂すると現世においては諸々の災難を免れ、後世は成道の本懐を得られると告げた。そこで重盛が七堂伽藍を建立したと伝う。
白石地方は、平家が全盛の頃は平清盛が所領していたが、文治3年(1187)日向五郎通益が地頭となり、ついで平井氏の統治下にあった。
天正2年(1574)平井氏が龍造寺隆信に敗れて終罵。龍造寺氏が須古邑主鍋島家の祖となるが、この戦で安福寺の伽藍は炎上、宝永4年(1707)鍋島茂明の外護により再建したが、昭和26年本堂・庫裡を焼失。同32年に再建して現在に至る。
さらに縁起は、僧法弓が修行のとき、毎年旧暦4月15日寅上刻から7月15日未刻まで、観音像の腹部から霊水が湧き出たとある。
第38番 日輪山 水堂安福寺
所在地 |
〒849-1104 佐賀県杵島郡白石町大字堤3144 電話:0952-84-3033 |
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名称 | 日輪山 水堂安福寺(にちりんざん みずどうあんぷくじ) |
通称 | 水堂さん(みずどうさん) |
宗旨 | 天台宗 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
寺宝・文化財 | |
ホームページ | http://www.mizudou.com/ |
マップ | より大きな地図で 第38番 日輪山 水堂安福寺 を表示 |
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