第15番 瑞雲山 龍興寺

寺院・札所写真01
山門と本堂
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龍興寺の創建は延文3年(1358年)、七代大友氏泰が大野川を遡った川添村に建立し、高獄禅師を招いて開山されました。当初は大友氏の祈願所でしたが、宗麟の代の重臣・吉岡宗歓が鶴崎に居城を構えて城下町を整備した際に龍興寺を近くの三軒町に移しました。

政変により一時は衰微したものの、元禄元年(1688年)に湛堂和尚が堂宇を再建、師の柏翁祖棟を迎えて中興開山しました。次いで大用素道和尚の代に弁財天を奉り、鎮守堂・地蔵堂などを建立して壮大な伽藍美を誇りましたが、その一方で河川の氾濫に悩まされていました。昭和7年(1932年)にようやく大野川改修工事が行われ、その際に龍興寺も現在地に移転することとなりましたが、この間に歴史的事件が勃発します。その一つが明治7年(1874年)に起こった熊本藩士の仇討ち、 また昭和の工場誘致に絡む割腹事件なども起こり、いずれも龍興寺が悲劇の舞台に利用されました。

境内は、立派な鐘楼門の右手に観音堂があり、鎮守の弁天社を兼摂されています。本堂に安置された釈迦牟尼仏や阿弥陀如来像は、年代は不詳ですが鎌倉期の造立を窺わせます。寺伝によると、脇士に祀る観音像3体のうち1体は安阿弥陀仏(快慶)の作と伝えられています。

詳細情報

寺院・
札所名
瑞雲山 龍興寺ずいうんざん りゅうこうじ
住所〒870-0109 大分県大分市徳島1-7-27
電話番号097-527-3767
FAX097-527-3767
宗旨臨済宗妙心寺派
本尊釈迦牟尼仏
寺宝・
文化財
聖観音像・不動明王・地蔵菩薩
公式サイトhttp://zuiunzan.on.coocan.jp/index.html
Facebookhttps://www.facebook.com/zuiunzan/

恒例行事

水子供養
日時:5月27日
盆施餓鬼
日時:8月7日

アクセス情報

アクセス
方法
【電車・バスの場合】
JR日豊本線・鶴崎駅より徒歩12分。
【車の場合】
東九州自動車道・大分宮河内ICを出て15分。
駐車場あり(大型車5台、普通車20台可)